ひとつの屋外広告が まちの魅力を高める。 身近な存在として、まち全体の価値を高める。 最高のデザインをすることで、私たちの未来を変える。

第38回いしかわ広告景観賞入賞作品

 第38回いしかわ広告景観賞は、令和6年能登半島地震からの復興が進む中で開催されました。地域が困難を乗り越え、日常を取り戻そうとするこの時期に、屋外広告のあり方を改めて見つめ直す意義深い審査の機会となりました。
今回は、公共・民間あわせて65点の応募があり、いずれの作品からも、屋外広告が地域の景観や文化と調和し、その魅力や価値を高める力を強く感じました。特に、優れたデザイン性はもちろん、周囲との調和、独自の発想、地域への愛着や制作に込められた熱意など、多様な視点から高く評価される作品が揃いました。
石川県知事賞公共部門に選ばれた「羽咋市にぎわい交流拠点 LAKUNAはくい」(羽咋市川原町)は、カラフルな色彩とアイコンの配置、さらに夜間照明による演出により交流施設への期待感と施設全体の魅力を高めています。知事賞民間部門の「株式会社山徳 本社」(野々市市上林)は、建物との調和を図りながらロゴを効果的に際立たせ、建築と一体化した完成度の高いデザインが評価されました。
また、金沢市長賞の「LUNE’DAGE(ルナ・デイジ)」(金沢市玉川町)は、小ぶりながら親しみと斬新さを併せ持つサインが建物と調和し、温かさと楽しさを伝える秀作です。石川県屋外広告業協同組合理事長賞の「SOKO(ソコ)」(白山市上安田町)は、見る角度によって表情が変化し、見る人の興味を引く構造に加え、景観との調和を保ちながらも強い存在感を放っています。
そのほかにも、地域性や独自性を活かした9点の団体賞も選ばれ、多彩で意欲的な作品群が揃いました。
いしかわ広告景観賞は、屋外広告に関わる発注者、設置者、施工者、設計者、デザイナー、技術者、そして地域住民が一体となって「美しい景観とは何か」を考える貴重な場です。この賞を通じて、石川のまちにふさわしい景観づくりが、復興とともにさらに広がっていくことを心より願っています。 

             審査委員長 寺井 剛敏(金沢美術工芸大学 教授)

概要

│目的 石川県内の都市景観の向上と屋外広告物に対する県民の関心を高めることを目的とする。
│主催 いしかわ広告景観鑑賞実行委員会(石川県、金沢市、石川県屋外広告業協同組合)
│後援 石川県市長会、石川県町長会、石川県商工会議所連合会、石川県商工会連合会、(公社)石川県観光連盟、(一社)石川県建築士事務所協会、石川県中小企業団体中央会、(公財)石川県デザインセンター、石川県ビジュアルデザイン協会、(一社)日本屋外広告業団体連合会、石川県屋外広告士会(順不同)
│募集対象 過去3年間に石川県内に設置された屋外広告物。但し、はり紙、はり札、立看板等簡易なもの及び法令の規定により設置するものは除く。

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