ひとつの屋外広告が まちの魅力を高める。 身近な存在として、まち全体の価値を高める。 最高のデザインをすることで、私たちの未来を変える。

第35回いしかわ広告景観賞入賞作品

 石川県は、屋外広告物のあるべき姿を求めて、早くから検討を始めた先進県です。屋外広告物に留まらず、建築物と広告サインとの関係性など、街並みの有り様も含めた景観の啓発活動に取り組んでいます。自然景観であり、暮らしの文化景観や歴史景観です。地域の景観は、文化と経済の社会活動として目に見える形で、広告や建築に現れます。地域の文化力が見えます。
 石川県知事賞公共部門の「スズ・シアター・ミュージアム」珠洲市大谷町は、古い体育館に新たな命の息吹を印象づける、活き活きとしたアート感覚あふれるサインとなっています。大きな壁面に大胆にレイアウトされたLEDネオン管の立体感が美しくデザインされています。知事賞民間部門の「町家ホテル 町の踊場」金沢市瓢箪町は、歴史ある武家屋敷をホテル活用となっています。木造づくりをそのままに、白い暖簾と行灯風の照明サインが温かくおしゃれな雰囲気を醸しています。金沢市長賞「Beauty+Wellness Ranun」金沢市野町は、町屋界隈の佇まいの連続ある空間に、小さなアクセントとして無機質なアクリル素材の透明な広告サインが活きています。石川県屋外広告業協同組合賞「あそびの森かほっくる」かほく市は、公園の独自性を半円と円形の造形物で表しています。表面サインのグラフィックデザインもリズム感ある視認性に優れています。白地と濃紺地の対比やアクセントカラーの配置も巧みです。
 本年の作品も、優れたデザイン感性による街並みに良く調和したバランスある秀作が多く見られ、石川県の水準の高さを嬉しく思いました。益々、暮らしに元気と快適さをもたらす、屋外広告物を期待しています。

             審査委員長 大場𠮷美(金沢学院大学名誉教授)

概要

│目的 石川県内の都市景観の向上と屋外広告物に対する県民の関心を高めることを目的とする。
│主催 いしかわ広告景観鑑賞実行委員会(石川県、金沢市、石川県屋外広告業協同組合)
│後援 石川県市長会、石川県町長会、石川県商工会議所連合会、石川県商工会連合会、(公社)石川県観光連盟、(一社)石川県建築士事務所協会、石川県中小企業団体中央会、(公財)石川県デザインセンター、石川県ビジュアルデザイン協会、(公財)いしかわまちづくり技術センター、(一社)日本屋外広告業団体連合会、石川県屋外広告士会(順不同)
│募集対象 過去3年間に石川県内に設置された屋外広告物。但し、はり紙、はり札、立看板等簡易なもの及び法令の規定により設置するものは除く。

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