ひとつの屋外広告が まちの魅力を高める。 身近な存在として、まち全体の価値を高める。 最高のデザインをすることで、私たちの未来を変える。

第37回いしかわ広告景観賞入賞作品

 令和6年1月1日に発生した能登半島地震は、人間の人智の及ばない出来事でした。人の力、知識や知恵のなんと非力なことかと、思い知らされました。被災された方々に、心からお見舞い申し上げます。石川県民として、屋外広告業に係わるものとして、役割を考えながら、力を合わせて前に進みたいと念じています。
 石川の屋外広告物は長い歴史の中で、経済産業と自然環境に調和しながら、視認性を保ち、「地域にふさわしい屋外広告とは何か」「自然と調和する多様な文化景観の創出とは」を意見交換しながら進めています。
 石川県知事賞公共部門の「トレインパーク白山」(白山市宮保町)は、屋外広告物の領域を超えた象徴的なモニュメント性を印象づけます。広場の導線に適切な配置となっています。シンプルな大型の造形物として白山を大胆に表しています。知事賞民間部門の「株式会社ホリ乳業金沢本社工場」(金沢市専光寺町)は、乳業らしい牛乳パック形体の自立型デザインであり、あたかも彫刻のような存在感です。屋上サインとの統一感もあり、視認性に優れ、夜間対応も配慮されています。
 金沢市長賞「金沢桜町斉藤内科クリニック・桜町あおぞら薬局」(金沢市桜町)は、サインの存在感と視認性を保ちながら、建物との色彩調和も優れています。周辺の景観にも配慮され、夜間照明は安全確保と美しさを演出しています。 
 石川県屋外広告業協同組合理事長賞「岡田研磨株式会社 高松工場」(かほく市高松)は、大型の英字書体のみのサインです。芝生広場にじか置きの大胆さが魅力的です。広い空間環境に効果的なサインとなっています。耐久性のあるステンレス材と青い色彩のアクセントに独自性を感じます。企業の持つブランドイメージを、素直に表しています。
 このいしかわ広告景観賞は、屋外広告物の発注者、設置者、製造者、設計者、デザイナー、技術者、そして地域の人々と共に、審美眼を磨き、豊かな石川が創出される一歩となりますよう願っています。 

             審査委員長 大場𠮷美(金沢学院大学名誉教授)

概要

│目的 石川県内の都市景観の向上と屋外広告物に対する県民の関心を高めることを目的とする。
│主催 いしかわ広告景観鑑賞実行委員会(石川県、金沢市、石川県屋外広告業協同組合)
│後援 石川県市長会、石川県町長会、石川県商工会議所連合会、石川県商工会連合会、(公社)石川県観光連盟、(一社)石川県建築士事務所協会、石川県中小企業団体中央会、(公財)石川県デザインセンター、石川県ビジュアルデザイン協会、(公財)いしかわまちづくり技術センター、(一社)日本屋外広告業団体連合会、石川県屋外広告士会(順不同)
│募集対象 過去3年間に石川県内に設置された屋外広告物。但し、はり紙、はり札、立看板等簡易なもの及び法令の規定により設置するものは除く。

■ バナー広告募集中 ■

バナー広告登録企業を募集しております。

ギャラリー

PAGETOP
Copyright © 石川県屋外広告業協同組合 All Rights Reserved.